一般社団法人 日本学基金

日本学基金

一般社団法人 日本学基金 概要

◇設立趣意書

 私の長年の構想のもと、一般社団法人日本学基金をこの度、設立いたしました。私はこれまで日本文化、歴史に関する書籍の執筆や、講演を行ってまいりましたが、基金の設立に思い至ったのは、混迷の今日、古典に学び、日本人のこころの源流を探ることを通じて、日本が進むべき指針を見出すためであります。同時に次の世代へこの思いをつなげるために、「日本学」を志す研究者の育成も基金の大きな目的となります。
 そのため、当社団は国内外を問わず、「日本学」を志す研究者の長期的かつ幅広い活動に寄与するための顕彰事業、および講演や出版を通じて有形・無形の日本文化遺産の継承に寄与する振興事業を行います。これらの事業を通じて、日本の学術、教育並びに文化を向上させ、力強い日本の未来を作りあげていくことは、私どもの喜びとするところであります。

 何卒、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成25年4月
理事長 中西 進

◇事業内容

  • 日本学に従事する研究者を育成するとともに、功績ある研究者を顕彰する事業。
  • 有形・無形の日本文化遺産を振興する事業。

◇役員名簿 第三期(2024~2029年)

理事長 中西 進(総合研究大学院大学名誉教授)


nakanishi.jpg

1953年東京大学文学部卒業後、同大学院を修了。文学博士。
筑波大学教授の後、国際日本文化研究センターの創設に加わり教授に就任。大阪女子大学長、帝塚山学院理事長・学院長、京都市立芸術大学長、日本学術会議会員、東アジア比較文化国際会議会長などを経て、現在全国大学国語国文学会長ほかを務める。

2004年文化功労者、2005年瑞宝重光賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、読売文学賞、菊池寛賞、和辻哲郎文化賞、京都新聞文化賞、奈良テレビ放送文化賞など数々の賞を受賞。
主な著書に『日本人の忘れもの』(全3巻)、『万葉集全訳注』(全5冊)、『中西進と歩く万葉の大和路』、『中西進 万葉論集』(全8巻)、『中西進 日本文化をよむ』(全6巻)、『中西進著作集』(全36巻)ほか多数。近著に『日本の文化構造』、『こころの日本文化史』、『情に生きる日本人』、『楕円の江戸文化』など。2013年文化勲章受章。

 

副理事長 有川 雄二郎 (元SAP社長)
  岩井 克人 (日本学士院会員)
理事 清水 潔 (元文科省事務次官)
  三浦 佑之 (千葉大学名誉教授)
  武藤 浩 (元国土交通省事務次官)
  山口 昭男 (元岩波書店社長)
  山口 敦史 (大東文化大学教授)
特別顧問 青木 保 (元文化庁長官)
  池坊 保子 (元文部科学副大臣)
  小宮山 洋子 (元厚生労働大臣)
監事 槇枝 一臣 (弁護士・東京フレックス法律事務所)
     
推薦委員(担当理事 岩井克人副理事長)
  磯田 道史 (国際日本文化センター教授)
  エリス 俊子 (東京大学名誉教授)
  沼野 充義 (東京大学名誉教授)
  中西 進 (本法人理事長)
     
事務局(担当理事 山口敦史理事)
局長 鈴木 道代 (創価大学准教授)